「冷夏」といういにしえの概念について

梅雨真っ盛り、いかがお過ごしでしょうか。リーダーのIです。
暑い、梅雨も始まる前からもう暑すぎました。

毎年毎年、ある程度以上の年齢の方と真夏にこう話すのです。
「昔はこんなには暑くなかった」と…。

お若い方は見慣れない、耳慣れない熟語かと思われますが
「冷夏」という概念が存在していた頃があったのです。

冷夏　（Wikipediaより）

特に、記憶に強く残っているのは1993年の記録的な冷夏、
それに伴うコメ不足でした。

学校の給食でタイ米が供されたのは忘れられません。
細長いんですよね、タイ米。

このときの「日本のコメが食べられない」という日本人のテンパりっぷりは、
該当年のこち亀を呼んでもらえると伝わりやすいかと。

一応、2014年に関西で冷夏…となっていますが、
そうだったのでしょうか、西日本の皆様…。

2009年はなんとなーく覚えがあるので、
やはり関東民にとっては印象に残らなかっただけかもしれません。

気温もろもろに関してのデータは、気象庁がHPで共有してくれています。
地点、日時などを操作していろいろCSV出力できるのが楽しい。

たとえば
東京の最高気温の月平均はこちら

夏といえば8月かなと思うので、8月に焦点をあてて見てみます。

1905年の「8月平均最高気温：25.7℃」も凄まじいですが、
100年以上前ですからね…。
そう考えると、やはり1993年の「28.0℃」は前年翌年に比べて低いかと。

「約10年おきに冷夏が訪れる」と予想している方はたまに居て、
そのような予測サイトも散見されるのですが…

このままだと…
2024年は冷夏にはならないのでは…ないでしょうか……

熱中症対策はしっかりとして参りましょう、皆様…。