2024/09/19
いつまで35℃を超え続けるんだ残暑、リーダーのIです。
9月と言えば秋扱いになる、運動会が催される……そんな時代もありましたね。
また青空文庫からネタを出したくて調べていたところ、
なんと「ランキング」を掲載していることを知りました。
現在は2009年から2022年分まで発表されています。
XHTML版(WEBでそのまま読む)と
テキスト版(ファイルをDLして読む)とが分けられているのも細心。
まず最初の2009年通年を見てみます。
XHTML版・・・1位:こころ、2位:人間失格、3位:坊っちゃん
テキスト版・・・1位:ドグラ・マグラ、2位:蟹工船、3位:人間失格
まあドグラマグラはWEBで読み終えるのしんどいよな…という納得の結果。
蟹工船がこんなに読まれてるとは……
……と思って調べたところ、2009年7月に映画が公開されていたのですね。
では翌年、2010年通年。
XHTML版・・・1位:こころ、2位:人間失格、3位:走れメロス
テキスト版・・・1位:坊っちゃん、2位:人間失格、3位:学問のすすめ
短編中編が強いXHTML版はほぼ不動なのに対し、
長編がランクインするテキスト版が大きく入れ替わりました。
しかし太宰はコンスタントに強いですね……
ここで10年飛んで、コロナ禍突入の2020年通年を。
XHTML版・・・1位:〔雨ニモマケズ〕、2位:山月記、3位:走れメロス
テキスト版・・・1位:こころ、2位:人間失格、3位:羅生門
10年も経つとかなり変わりますね。なのに太宰は相変わらず強い……
また、特筆すべきはどちらかというとアクセス数の上昇かもしれません。
前年2019年の1位は同じく〔雨ニモマケズ〕ながらアクセス数:320,710、
2020年1位のアクセス数は401,698で、大きく跳ね上がっています。
実は、その後の2021年も2022年もXHTML版の1位は
〔雨ニモマケズ〕のままで変動しません。
2021年のアクセス数は440,634、しかし2022年になると329,655で
落ち着きを見せ始めます。
つまり、コロナ禍全盛期である
2020年2021年のアクセス数が特別多かったのですね。
意外なところにも世相が反映されているものなんだなあと……。
いつものことながら、青空文庫を運営してくださっている皆様、
ありがとうございます。助かっております。