2025/03/19
お世話になっております。
少し前に話題になった新書に『働いているとなぜ本が読めなくなるのか』というものがあるのですが、ご存じでしょうか。
なぜ働いていると本が読めなくなるのか – 集英社新書
☆★新書大賞2025受賞!!30万部突破!!☆★☆★2024年 年間ベストセラー1位(新書ノンフィクショ…
最近やっとこちらを読み終わりました。タイトルにある通り、やっぱり働いている限りは日々の可処分時間といいますか、可処分体力といいますか、もっと大雑把に”余裕”みたいなものは限られてくるわけです。
大筋だけ抜き出しますが、本書ではそういった状況を指して、「そもそも、そこまで余裕を失うような働き方は無くしていきませんか」という論調へ進みます。
自分もあまり長い時間働いたり忙しい期間が続くとしんどくなってしまうタイプなので大いに賛成できる……んですが、法律として労働時間の境界条件が8時間に定められている以上、最適化を図る側としてはそりゃ8時間働いてもらう方が嬉しいわけで、いきなり社会全体が労働を減らそう!となるのは難しいのも事実。
ただ、実体験として「好きな分野だからやってる(自分で適してると思ったからやってる)仕事なのに、余裕を取られ過ぎるからやっぱ辞める」っていう人々も多く見てきたので、余裕が無いのは個人のみならず業界的にもあまり得にならない気もしています。なんとかならないかなぁ。
抜本的解決はもっと上の人にお任せするとして。
個人として「働いて余裕がなくなる」→「余裕がなくて本が読めなくなる」→「ゆっくりと本を読もう(趣味を楽しもう)という気持ちが薄れていく」となってしまうのは非常にゆゆしき事態だと思うので、それを対症療法的になんとかできればと思っています。
個人的にたびたび試してみるのは以下のことです。
- 新書や文庫など相対的に読み切りやすいものを選ぶ
- すでに読んだことのある本を再読してみる
- エッセイ集や短歌集や詩集、漫画などにしてみる
- いっそ好きな曲の歌詞を読んでみる
- もっといっそのこと動画視聴で読んだ気になってみる
……という感じで、最低限出力できる範囲の趣味エナジーを使って、低空飛行でも続けることを優先した選択肢を複数持っておくといいのかなぁと思っています。余裕が無くなったときに「もう自分は趣味を続けられないんだ~!」と悲観的になることだけは防ぐべき。
もちろん人によって異なるでしょうけれども、自分はそういった形で『働いているとなぜ本が読めなくなるのか』という本を働きながら読んだわけでございました。
みなさんの趣味継続のコツとかあればぜひお教えください。