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画像生成AIを試してみた

time 2025/04/04

画像生成AIを試してみた

Contents

はじめに

こんにちは、ラポスタリーダーのYです。
歌声生成AIに続いて画像生成AIにもチャレンジしてみます。
有料のサービスがいくつかありますが、今回は手元の環境でできるようにしていきます。
しかし、画像生成AIを快適に利用できるような環境もないため、GPU非搭載のパソコンでもそこそこ動くと言われているFastSD CPUを試してみることにしました。

FastSD CPUについて

おそらく画像生成AIで一番有名な、Stable DiffusionをCPU上でも動くようにしたものです。
OpenVINOにも対応しているため、事実上GPUも使用していることにはなります。

OpenVINOについて

ディープラーニングやAIモデルの最適化、推論エンジンを使用した高性能なソフトウェアの開発を実現する無償ツールです。
簡単にまとめると、インテルが用意したAI特化環境を無償で使わせてもらえるということです。

環境

数年前に調達したPCです。
OS:Windows 11 Home
CPU:13th Gen Intel(R) Core(TM) i7-1360P 2.20 GHz
メモリ:16.0 GB
こちらの環境にWSL上でUbuntuを入れます。

手順

シンプルに実行したコマンドです。

wsl --install Ubuntu
wsl
git clone https://github.com/rupeshs/fastsdcpu.git
cd fastsdcpu
# install.shを実行に失敗して後から対応したもの
sudo apt-get update
sudo apt-get install libz-dev
sudo apt install python3.12-venv
python3 -m venv .venv_fastsdcpu
source .venv_fastsdcpu/bin/activate
vi requirements.txt
Pillow==9.4.0
Pillow==11.1.0
mediapipe==0.10.9
mediapipe==0.10.21
sudo ./install.sh --disable-gpu
./start-webui.sh
最後のコマンド実行後に表示されたURLにアクセスできるかを確認してインストール手順完了です。

FastSD CPU起動画面

動作

早速text2img(文章からの画像生成)を試してみます。
※Inference steps(画像生成で費やすステップ数)のみ少ないと変な画像ができるため増やして実行しています。
定番の猫を生成すべく適当にプロンプトを入力してGenerateボタンを押下。
・・・あれぇ?316秒もかかってしまいました。
できた結果は以下。

条件を変更せずに再実施します。
次は87秒でした。
初回時には時間がかかるみたいです。

終わりに

入門として割と簡単に導入と実行できて楽しかったです。
待ち時間についても、何か他の作業の合間での実行であれば気にならないレベルでした。
有料サービスやGPUの載ったパソコンを利用すれば、FastSD CPUでなくともより高速なで高品質な生成も可能でしょう。
弊社もAI事業を行うことになりました。
おいていかれないように今後も勉強していきたいですね。 

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