2026/02/06
こんにちは。リーダーのKです。
今回は、案件で関わり合いがあるので、ちょっとした検証環境を構築するために、
Windows Server 2022上に Nested Windows Server 2022(Hyper-V)を構築してみた記録です。
まずは物理環境のご紹介。
我が家では検証サーバとして以下性能のPCを用意しております。
CPU:16コア32スレッド
メモリ:128GB
ストレージ:1TB SSD
ネットワーク:Intel I210 GbE x1口、Realtek 2.5GbE x1口
また、NASとして以下領域を作成してiSCSIを開放しております。
このNASには、共有領域として別途インストール用イメージファイル領域も公開しています。
iSCSI領域:2TB
NAS NWスピード:1GbE
検証作業時は、適当な作業用PCを接続してリモート操作を行っています。
検証向けサーバ、NAS、作業用PCは1GbEのHUBで接続されており、
上流としてFW、モデム、ルータが存在します。
図にすると以下のような感じです。
なお、第8世代Intel Core i5以上搭載のノートPCにメモリを最大限積み増し(可能なら32GBくらい)し、ストレージを何とか増設等すれば、同様に構築テストができるので試してみるのもいいかもしれません。
続いては、Windows Server 2022を物理検証サーバにインストールしていった際の記録です。
とはいっても、ごく普通にインストール媒体を用意し、USBメモリ経由でインストールを行った形となるため割愛します。
インストール後、Nested構成にするために、以下作業を実施しました。
・ホスト名の変更
・インストール用イメージファイルのコピー
・Switch Embedded Teamingの有効化
・機能と役割の追加より、「Hyper-V」の役割追加
・Hyper-V上で仮想マシン作成
・Nested Hyper-V向けにコマンド投入、仮想CPU有効化
上記のうち、Switch Embedded Teamingについては、Dell社の構築手順を参照し、以下図のように構築しております。
なお、標準的にWindows Serverを構築した場合、「イーサネット」「イーサネット 2」のように物理NIC名がつけられます。
必要であれば、適時「Ethernet1」「Eth1」等に変更してあげるとコマンド投入がやりやすいです。
今回、同じ速度、かつ同じNICが2個存在してませんが、本番環境側で必要だったため投入しております。
Windows Server: Switch Embedded Teaming(SET)構築方法
投入コマンドは、VMSwitch作成→Switch作成確認コマンドを実施しております。
New-VMSwitch -Name “SET-SWITCH” -NetAdapterName “<物理NIC名1>”,”<物理NIC名2>” -EnableEmbeddedTeaming $true
Get-VMSwitchTeam “SET-SWITCH” | fl
Get-VMSwitch “SET-SWITCH” | fl
機能と役割より「Hyper-V」を有効化、再起動後に仮想マシンとして、Nested Hyper-V作成後、作成した仮想マシンに対しての仮想CPU有効化を行います。
MS公式の以下リンクにて詳細が記載されています。
入れ子になった仮想化による仮想マシンでの Hyper-V の実行
以下図では、「VM2022-NEST1」「VM2022-NEST2」がNested Hyper-Vとなる仮想マシンとなります。
コマンド投入、投入確認という流れですね。
Set-VMProcessor -VMName <仮想マシン名> -ExposeVirtualizationExtensions $true
Get-VMProcessor -VMName * | ft VMName.ExposeVirtualizationExtensions
Nested Hyper-V上で作成した仮想マシンに対して、通信が通るようにするためMACアドレススプーフィングを有効化させます。
Get-VMNetworkAdapter -VMName <仮想マシン名> | Set-VMNetworkAdapter -MacAddressSpoofing On
オプションとして、iSCSIイニシエータにてiSCSIディスクのアタッチを実施しております。
NASがある方は、物理・仮想マシンに対して手軽に利用できる記憶域をネットワーク越しで増やせる(機能がある場合もあるため)、実施してみるのもいいかもしれません。
もしくは、RedHat Enterprise Linux等にてiSCSI向けディスクを作るのもいいかもしれません。
下図では、ターゲットとして「192.168.1.5」を入力して「クイック接続」をクリック。
iSCSIターゲット側に接続先制限なし、接続先設定がない場合は以下のように接続ができます。
その後は、ディスクの管理からマウントされたiSCSIディスクの初期化、オンライン、フォーマットを行ってやれば、実領域として認識します。
仮想マシン作成時の性能としては、今回の内容だけであれば最低限以下の性能を割り振ってあげれば実現できるかと思われます。
〇最低限の構成でコマンドテストする場合
CPU:2 vCPU
メモリ:4GB
ストレージ:100GB(容量可変)
ネットワーク:仮想NIC1口
我が家のNested Hyper-Vとして稼働させるために、以下のように性能を割り振りしております。
〇Nested Hyper-Vとして稼働させるための場合
CPU:物理サーバ側で搭載しているCPUのスレッド数の2/5位(今回は12 vCPU)
メモリ:16GB以上(今回は32GB)
ストレージ:100GB(容量可変) + Nested Hyper-V上仮想マシン保存領域
ネットワーク:仮想NIC1口
続いて、Nested Hyper-V(Windows Server 2022)側での作業内容です。
とはいえ、基本的にホスト側で実施した内容と変わらない場所が多いです。
・ホスト名の変更
・機能と役割の追加より、「Hyper-V」の役割追加
・インストール用イメージファイルのコピー
・Nested Hyper-V上で動かす仮想マシンの作成
Nested Hyper-V上で動かす仮想マシンのリソースは、物理サーバ側のリソース量に依存します。
そのため、1物理サーバ、1仮想マシン(Nested Hyper-V)、1 Nested上の仮想マシンという形なら、
今回のテストはノートPCレベルでも十分対応できると思います。
ということで、簡単ではありますがNested Hyper-Vを構築する際に個人的にはまった点を上げました。
ここから、Windows Admin Centerの作成、Hyper-V Cluster作成のためにActive Directoryサーバ作成、
Hyper-V Cluster作成、ライブマイグレーションテスト・・・という段取りで進めていこうかなと考えております。
その際に、Nested Hyper-V側でも作業が出てくるので、別途記事書こうかなと考えております。
以上、Nested Hyper-V構築でした。





